完璧主義
完璧主義は在宅ワークに不向き
なにも在宅ワークに限ったことではないことですが、
毎回、自分なりに完璧と思える出来で、仕事を終わらせたい。
そう願う人は多いでしょう。内容の濃い仕事ミスのない仕事を目指すのは、働く者として当然ともいえます。
しかし残念ながらビジネスには時間の制約があります。与えられた時間内で非の打ちどころのない完璧な仕事をするのは、容易ならざる事です。
ここで一つの選択を迫られることになります。締め切り遅らせてでも完成度の高い自分の納得行く仕事すべきか、それともひと通りのことできているけれどハイレベルとは言い難い出来のまま締め切りを原書で提出するか。
考えるまでもなく後者です。これは価値観の問題でも何でもありません。
時間厳守はビジネスにおいての大前提、最低限のことです。
あくまで与えられた時間の中で、可能な限り質の高い仕事をするのが要求されるのです。
どれだけ効率よく仕事をするかを考えなければなりません。完璧主義は求められていないばかりか、それが故に仕事が遅れ気味だったりすると、信用を失う大きな落とし穴となるのです。
私は仕事について常々 「80点主義」でいきましょうと言っています。完璧を目指す必要はないのです。80点つまり合格ラインをともかくクリアすることを目指します。
80点でも高い位かもしれません。ここで考えなければならないのはどこまでできていれば合格ラインと言えるかということです。
どんな仕事にも要となる部分、絶対外せない重要ポイントがあるはずです。
木で言うなら幹にあたる部分です。例えばプレゼンの準備をする場合、最も重要なのはプレゼン相手を納得させる論拠を入念に作り込むことです。
それさえバッチリできていれば後の枝葉の部分や、スライドのデザインなどは多少雑でも大勢に影響はありません。
大切なのは処はこの仕事の重要ポイントなのかを見極めることです。
それが分かっていないと合格ラインを見ることもできません